TRIFE DESIGNについて
近年「デザイン」がある種のトレンドワードのように頻繁にメディアなどでも取り上げられています。デザイン思考、HCD(ヒューマンセンタードデザイン)に始まり、デザインドリブンイノベーション、トランジションデザイン、デザイン態度、デザイン経営等々。現代では、優れた製品やサービスは当たり前に身近に存在し、消費者のニーズ、価値観も多様化が進んでいます。昔のように機能や価格をアピールしても現在の目の肥えた消費者には届きません。TRIFE DESIGNはこれからの時代、企業やブランドは社会に対する存在意義を示していく必要があると考えます。VUCA時代という先が不透明な状況下において、TRIFE DESIGNでは社会に必要不可欠な存在を目指し、様々な「モノ」や「コト」を広義のデザインから狭義のデザインにまで携わる独自の「ワンストップデザイン」で発信致します。
キーワード
・モノ創り
2020年の経済産業省発表のデータによると国内衣料品生産率2.1%、アパレル輸入率97.9%(日本繊維輸入協会)と大変ショッキングな数字が発表されています。90年台は50%台で推移していたので急激な海外生産への依存が示唆されます。日本で低いと言われる食の自給率でも30%台なので、圧倒的に低い自給率です。古来、日本では、創意工夫しながら独自の文化を育んできました。産業革命以降の「大量生産」「大量消費」「大量廃棄」全てが悪いとは思いませんが、単なる「モノ作り」ではなく、必要とされるクリエイティブな「モノ創り」を意識し、TRIFE DESIGNではもう一度原点に帰り、大事に長く使えるモノ創りに邁進していきたいと考えます。
・環境
TRIFE DESIGNが取り組む様々なプロジェクトでは、「サーキュラーデザイン」に重きを置いて活動しています。特にプラスチックを中心とした環境問題は深刻な状況で、残念ながら、現時点で完全に問題が解決できる術はありません・・・。戦後のプラスチック需要拡大から約60年余り、この問題の正解は未だ世界中の誰も知りません。TRIFE DESIGNでは、手段を講じることにより、新たな問題と対峙することが非常に重要と感じ、アメリカの哲学者ジョン・デューイ氏によって提唱された「Learning by doing 実践しながら学んでいく」ことを掲げ、少しずつですが、できるところから取り組みを始めました。